子どもに夢中になれることを見つけてもらいたい時は?
長野県千曲市おうちオルタナティブスクール「くりえ」です。
お子さんに、
「何か夢中になれることや、
夢を持ってもらいたい。」
と、ほとんどの親御さんが思うことだと思います。
我が家の息子の場合、ゲームばかりしているので、ゲームクリエーターになったらいいのではないか?
プログラミングを習わせたらいいのかもしれない、と思ったものです。
ですが、それは安易な考えだったようです(汗)
息子は、ネガティブな思考からの逃げ場として、ゲーム漬けにならなければならないほど困っていただけでした。
ところで、花はどんな花が咲くか最初から決まっており、たんぽぽの種からバラは咲きません。
子育ての例え話で聞いたことがあるかもしれませんが
人間も植物の種と一緒という考えに、私はひどく共感しています!
隣の花を見て「うらやましいなぁ」と、ひがんでいるでいる花はなく
自分がどんな花かを知っていて、その命をまっとうしているように見えます。
「自分はなんてできないヤツなんだ。」
と、他人と比較して自分を責めている時に花を見ると
植物のまっすぐな生命力に、
「あなたはあなたのままで、胸を張って咲けばいいよ。」と
教えてもらっている気がします。
もう少し詳しくお話させていただくために図を用意しました。
植物は、良い環境であれば勝手に育っていくように
大人は子どもにふかふかの土を用意し、
愛情という太陽の光と水を与えれば
子どもは育っていくという考えです。
さらに深めていくと、
●花=自己実現
●茎・葉=自己肯定
●土=自己受容
と、私は考えます。
「自己受容(ダメな自分であっても、ありのままに受け入れること)」ができなければ、「自己肯定感」は育たず
「自己肯定感」が育たなければ、好きなことを見つける、夢を叶えていく、など「自己実現」は苦しくなってしまうのです。
そして、もっと大切な事は、
お子さんが自己受容できるためには
おうちの方が、子どものありのままを受容して頂くことが大前提となります。
(それが、土であり太陽、水です。)
「自己肯定感を育てましょう」とか「夢に向かって頑張りましょう」などと言われても、一番の土台である「自己受容」ができなければ、自己肯定感は育たないし、本当の意味での自己実現は難しくなります。
とはいっても、未熟な子どもの、ありのままを認めるのは、難しい・・・
という場合は、
まずは、お父さん、お母さんが
ありのままの自分自身を認めてあげることから、練習してみるといいかもしれません。
大人も、子どもも自己受容できた時、子どもはのびのびと自分の道を見つけていくはずです。
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