不登校は問題行動ではない~「教育機会確保法」について~
長野県千曲市オルタナティブスクール「くりえ」です。
「教育機会確保法」とは、不登校の子どもに、学校外での多様な学びの場を提供することを目的とした法律で、2017年に施行されました。
それまでは、不登校は問題行動と捉えられていたため、学校復帰を大前提としていた支援がされていました。
しかし、子ども学校へ戻そうとすることは、かえって状況を悪化させてしまうことになりかねません。
「教育機会確保法」では、
①学校を休むことは必要
②不登校は問題行動ではありません
③学校復帰ではなく社会的自立が目標
④どこ(学校)で学ぶかよりも 「何をどのように学ぶか」が大事
⑤フリースクールや親の会の情報を保護者に伝える
と記されています。
もし、先生から少しでも登校するように勧められても、法律では学校へ行かない子どもの人権は守られていますので、お子さんが希望しないのであれば断っていただいて大丈夫です。
先生の中でも、この法律を良く知らない方もいらっしゃいますので、下のリンクより印刷して学校へお持ちいただくのもよいかと思います。
「NPO法人 登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」
●親やご家族の方向け
●学校の先生や、行政・支援者向け
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