二次障がいを防ぐためにできること
長野県千曲市オルタナティブスクール「くりえ」です。
発達障がい、グレーゾーン、HSC(ひといちばい敏感な子)は、困り具合を周りに理解してもらえない苦しさがあります。
息子が
「ずっとずっと、ちっちゃい頃から俺はがんばってきたんだよ。
もう疲れた。消えちゃいたい。」
とつぶやいた時のこと。
この言葉は、
なんでわかってくれないの?
どうして、そんなに追い詰めるの?
わかってよ!
という叫びだったんだなぁと、今ならは理解することができます。
しかし、当時の私は、息子の特性への理解がなく、努力が足りない、気にしすぎ、と思っていました。
自分の経験からアドバイスすることもありましたが、それはとても小さな価値観の中でしか物事を捉えられておらず、かえって息子を苦しめてしまったと思います。
勉強、部活、友達や先生や親との関係でストレスを抱えている子どもが、その環境に適応としようとがんばればがんばるほど、本心を置いてきぼりにしてしまいます。
心にフタをして、感情を感じないようにすることで、自分を守ろうとします。
すると、自分が「何が好きか?」「何をしたいのか?」すら、わからなくなってしまうのです。
その状態が続くと、二次障がいとして、不眠、食欲不振、チック、うつ病、パニック障害、不安障害、引きこもり、不登校、自律神経失調症、依存症、統合失調症、非行・暴力、反抗挑戦性障害、自傷行為などに発展する可能性が。
学校に働きかけることで安心できる先生や場所を見つけることができたらよいのですが、それでも学校への行き渋りが見られた時は、親は無理強いしないことがいいのかなと思います。
とはいえ、おうちの方は仕事を簡単に休むこともできないでしょうし、子どもを一人にしておくのも心配なこともありますよね。
「くりえ」は生きづらさを抱えるお子さん、シェルター的な役割にもなれるかと思いますので、
平日に毎日通える子どもの居場所、フリースクールスクール、オルタナティブスクールが欲しい!という方がいらっしゃいましたら、ご連絡下さい。
お声をもとに「くりえ」の運営を考えていきたいと思います。
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